4kidshahaの日常

当ブログは「日常」をテーマに、日記のように自由に気持ちを綴っています。

保育士への道

「保育士」の仕事を想像した時、どんな風に思い浮かべますか?「小さな子ども達と毎日遊べて楽しそう」とか、「お昼寝の時間、子どもと一緒に寝られていいな」とか、私はまだ保育士の仕事を知らない頃はそんな風に想像していました。きっと私のような印象を持って思い描く理想の職業として、憧れを抱く人もいるのではないでしょうか?

「保育士」という職業は、高校生やその保護者の間でのアンケートでも7位(2020年度版)にランクインするほど、今でも根強い人気を誇っています。では、保育士になる為にはどうすればなれるのか、それについてこれから紐解いていきたいと思います。

保育士になる為には国家資格の「保育士資格」が必要になります。取得するにはいくつかの方法があります。一番取得しやすいのは保育系の短大や大学、専門学校で専門科目、また施設での実習で、単位を履修し卒業することです。(卒業と同時に資格が得られます。)

その他では、大学等の通信教育や自分で勉強して国家試験に挑みます。ここで重要ポイント!

国家試験は保育原理、教育原理、社会的養護、子どもの家庭福祉、社会福祉、保育の心理学、子どもの保健、子どもの食と栄養、保育実習理論の9科目の学科と、音楽に関する技術、造形に関する技術、言語に関する技術の3つの実技試験があります。学科はそれぞれ60点以上が合格となり、実技試験においては、学科試験全て合格して初めて受験できます。まずは学科9科目合格を目指します。しかし、一度に9科目合格なんて厳しいものがありますね。でも、一度に9科目全て合格する必要はないんです。合格した科目は、合格したその年を含めて3年間有効なので、その間に全て合格すれば大丈夫!

簡単にまとめると、3年間で9科目合格すれば良いということです。ここで注意!3年間で合格できないとまた一からやり直しになってしまいます。3年を目安に効率良く履修していきましょう。(条件付きで最長5年延長できる場合もあります。条件というのは、保育施設などで勤務経験がある等です。)また、令和2年から学科の名称が変更になったものもありますが、旧学科名での合格も3年の有効期間があります。

学科が全て合格したらいよいよ実技です。実技試験は先程述べたように3つあります。そのうち2分野を選択します。一つ目の音楽に関する技術は、課題曲に伴奏をつけて弾きながら歌うというもの。使用できる楽器はピアノ、ギター、アコーディオンです。ピアノ以外の楽器は自分で用意します。また、楽譜も自分のレベルに合った簡単なもので大丈夫です。(楽譜は市販のものか、添付のコードを参照して編曲したもの。ちょっと難しいかな?とにかく簡単なもので)二つ目の造形に関する技術は、テーマがありそのテーマに合った絵を45分間の間に描くというもの。例えば保育活動の一場面「粘土遊び」についての絵を描きます。その際、鉛筆、シャープペン、色彩に色鉛筆を使用します。時間が短いので構図を頭に思い浮かべて三つ目の言語に関する技術は、課題の中からお話を選択して3歳児20名程度の前で話をすることを想定して行います。課題は音楽、言語については受験の手引きで発表されるのであらかじめ選んで練習しておくことができるので十分な準備期間があります。造形においては当日発表の為少し難易度は高いかもしれません。

実技の方も60点以上が合格になります。

これらの試験を全てクリアすることで、憧れの保育士になる為の資格が得られるのです。

先に述べたように毎日子ども達と遊べる、お昼寝ができるというわけではありませんが、可愛い子ども達と出会い、毎日生きがいを持って働ける素敵な職業です。自分に合った資格取得の方法を選択して、手に職をつけて子ども達との時間を共有してみてはいかがですか?